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波切不動明王のお告げ

波切不動明王のお告げ

波切不動明王のお告げの手紙

経ケ峰国分寺 様

初めて御便り致します。 私は東京都日野市に住む○○△△と申します。 今回、私が見た夢の御告げを受け御知らせ致します。
 事の始まりは震災が起きた3月11日の1週間前から被害を受けた土地に飛ばされる夢でした。 私は現在も交通事故から来る不眠症治療を受けており、普段は夢を見る事が出来ない状況で夢を見ました。
 最初に聞こえたのは2つの声でした。 1つは「私はここにいる。助けて!!」 もう1つは「悔しい。なんで助けられなかった」 と言う幾つも声が重なり圧倒的な圧力感と孤独感に耐え切れず、夢の中で「叫ぶのを止めて!!このままでは見る事が出来ない!!」と叫ぶと声が止み、現在進行している復興住宅等を見る事が出来ましたが予想よりも遅れている印象が残り3月10日までこの状況が続きました。
 御告げの夢を見たのは忘れもしない3月18日でした。
 私は理由は解りませんが「海の中にいる」と確信しました。 音も無く、夜の海なのか、光も届かない深海にいるのかも解らない暗い海の中でした。 海の中を漂っていると色とりどりの光の球が見え始め、その球に合わせる様に流れに身体を預けると一際大きい白い光の球が見え、その白い光の球に近づくにつれ「波切さん、波切さん」と言う声が聞こえ私は「波切不動明王様だ」と解り白い光の球の中心部近くで身体が止まりシルエット、御姿は見えませんでしたが、「皆の声を聞いて来れる人が来た様だ。その間だけは静かにしていなさい。そうでないと私の頼みができない。」ととても穏やか声で集まった光の球達にお願いしていました。
 私の姿を確認すると声が聞こえてきました。 「私は波切不動明王。この度の震災でこれ程の死者が出るとは予想することが出来ず、この状況が今だに続いている。あの世への道が1本でも出来れば私の力を持って集まっている魂を送り遺品や遺体を波打ち際まで送り届けよう。道1本できれば可能なのだ。」と言う御告げを受けて私は夢から覚めました。 私は即、父方の伯母に電話しました。 父方の伯母は昔、霊視能力を持っていて、今でも私が見た不思議な夢解きのヒントを授けてくれたので相談しました。 その夢の話を聞いた父方の伯母も「御告げに間違いないが、今もその御寺があるか問題だ。」と言われ、父方の姪にも協力を御願いして調べたのですが、石巻から一番近い仙台市泉区にあると解り調べたのですが廃寺と判明しました。 それ以来、図書館にある仏教に関する本でも調べている最中に波切不動明王様を巡礼したブログを発見し経ケ峰国分寺様を知り住所がホームページに掲載されていましたので、今回、波切不動明王様の御告げの手紙を書いた次第です。 私は新撰組・副長 土方歳三の菩提寺である高幡不動尊から徒歩12分程の高台にある団地に住んでおり、高幡不動尊に御参りに行く度に「1日も早く東北の復興と心の平安が御訪れます様に」祈願していたのです。
 今回、波切不動明王様の御告げの夢との御縁が出来たのではないかと思っております。 唐突な御手紙、御願いだと思いますが、波切不動明王様の御願いを御聞き下さいます様、御願い申し上げます。 同封した切り絵は心の傷を癒す事を願い、又、あの世への道作りの目印になれば思います。 寄進致しますので御使い下さい。
 長くなりましたが、これにて失礼致します。 乱筆乱文御許し下さいませ。
敬具
2014年8月6日 ◯◯△△ 拝

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